こんにちは リンドウです。遠距離介護だった一人暮らしの実母(愛称モモ)の50年以上住んだ実家を処分し、同居しました。日々の介護や生活で役に立ったことを書いています。モモは、支援2(心疾患あり)です。階段は補助あり、両耳は補聴器です。生活で気が付いたことを雑記しています。
「頭がひっちゃかめっちゃかだよ」
——90代のモモがいつもそう言いながら髪を乾かしている姿は、どこか可愛らしく、でもちょっとヒヤリとすることもあります。先日、一人でドライヤーで髪を乾かしていたところ、ドライヤーの熱で服が溶けてしまうという出来事がありました。幸い、やけどはなかったものの「これは危ない」と感じました。他にもヒヤリとしたことがありました。
高齢者にとってドライヤーの使用には「熱やコードの取り回し」など、思った以上に危険が潜んでいるのです。
高齢者がドライヤーを使うときに気をつけたいポイント
- 熱風のあてすぎに注意 同じ場所に当て続けない
- 服や布団に触れないように 着るものは綿素材
- 目をつむりながらの使用は危険 座って使う 昼間に洗髪する
- 「低温モード」や「冷風モード」を使うように促す
- コードは本体に巻き付けない
- 買い替えの場合は、軽量で持ちやすいもの、操作がシンプルでボタンが大きいこと、低温ドライヤーを選ぶ
ヘアサロンのように乾かしてあげたいけど・・・出来ない日もある
年齢を重ねても、髪の毛は印象をつくる大切な一部。でも、年齢とともに髪は細くなり、乾燥しやすくなります。だからこそ、無理に引っぱらない・熱を当てすぎない・優しく乾かすことが大切です。強い風や高温のドライヤーは控えて、温風と冷風を交互に使うと髪が元気になります。
乾かしてあげている時に、親子の触れ合いになりますしね。ですが毎日になると大変です。「そのくらい自分で出来るわよ。」と言うので、一人で乾かすときもあります。

ドライヤー使用後に服が溶けていた!
モモがドライヤーを使った後に姿を見に行きましたら、化繊の服の一部が溶けて穴が開いていました。吹き出し口に服が降れ溶けたようです。さらにドライヤーの一部も溶けていました。注意深く服を脱がせ身体や顔を見ましたが、幸いに火傷のあとはありませんでした。
服や布団にドライヤーが触れないようにすること。頭や顔に熱風を当て過ぎないようにすること。


熱くなかったよ

熱いのが気が付かないのが危険よ。火傷しなくて良かった!!
ドライヤーを使う時は十分に注意して
ドライヤーと頭の距離感覚がわからなくなったり、目を閉じてうとうとしながらドライヤーを使う時がありました。火傷しそうで危険です。私が乾かすことにしました。でも、気が付くと一人でドライヤーを使っている時がありました。

洗髪は昼間、キッチンや洗面所で
昼間に洗ってもらうう事にしました。シャワーヘッドは蛇口に後付けできることもあります。季節にもよりますが、昼間洗う場合は夜よりゆっくりと乾かせて、意識して乾かせそうだったからです。

洗面所やキッチンで洗髪するとき、必ずしもシャワーヘッドがついているわけではありません。でも後付けできる事もあります。

安全点検と掃除をしよう
高齢者がガスコンロを使う時は安全性が一般的に知れ渡り、IHに替えるなどの対策がありました。ドライヤーはどうでしょうか。あまり大きく取り上げられた事がありません。ですが、事故は起こっています。国民生活センター ヘアドライヤーから発火!? 取り扱いに気を付けて
定期的に安全点検と掃除をしましょう。


買い替えなら低温ドライヤーも選択肢に
温度設定: 高齢者の方の髪や頭皮はデリケートなため、低温で乾かせるモードがある製品がおすすめ。
軽量設計: 長時間の使用でも疲れにくい軽量モデルを選ぶと良い。
操作性: シンプルで直感的に操作できる製品が、高齢者の方には使いやすい。
安全機能: 過熱防止機能や温度センサーが搭載されていると、安心して使用できる。
高齢者の方にとって、髪や頭皮への優しさと使いやすさを兼ね備えた低温ドライヤーを使ってみませんか。日本製で高齢者の方にもおすすめの低温ドライヤーをいくつかご紹介いたします。



まとめ
ヘアドライヤーって、使い方を間違えると頭皮や顔、体に思わぬケガをすることもあるんです。特に高齢の家族がいる場合は、使い方をちょっと見直してみるのがおすすめです。
「今まで大丈夫だったから平気」じゃなくて、「もしも」のために備えておく。そんな意識が、安心して暮らすための第一歩になります。
ちょっとした工夫や気づき、そして自分たちに合った道具を選ぶことで、毎日の習慣をもっと安全で心地よいものに変えていけますよ。
お読みいただき、有難うございました。